高校で法律の授業をしてきました(年内最後)

今日は、本年最後の法律教室で都内の高校に行ってきました。
東京司法書士会・法教育委員会では学校(中学校、高校など)から依頼があると学校に司法書士を派遣して、学校の希望するテーマで出前授業をするという活動を行っています。
※費用はかかりません。再度言います。「無料」です。

◆ご依頼はこちら:東京司法書士会「高校生等に向けての法律教室」

私は今年独立するとともにこの活動に参加することにしたのですが、数回の見学およびベテランの講師の先生の授業の一部を担当させていただく経験を経て、今日は実はソロでの初授業でした。
しかも3時間目と4時間目の2コマ。
(自分が学生だった頃は空腹でイライラしていた時間帯です…)

幸い、メインテーマが
「3時間目 労働契約(雇用契約)」
「4時間目 建物賃貸借契約」
という身近な内容だったこと、生徒さんでアルバイトをしている人が多くてリアルに感じてもらえたこと、担当の先生が「せっかくのチャンスなんだから何でも質問してー」とお声がけくださったことから、生徒さんからも活発に手をあげてもらえたり休み時間に自分のバイト先についての疑問を質問してもらえたりで、無事に授業を終えることができました。
(反省点は色々あるので、来年活かします……!)

自分が学生だったときのことを思い返してみても、きっと今日の授業は記憶にほとんど残らないと思います。
ただ、
弱い立場や不利な立場の人を守る法律はある。でも自分が使おうとしたり助けを求めないと、せっかくの権利は消えてしまう。
ひとりでできることは限られるし周囲の大人がみんな法律にくわしいわけではない。専門家や行政サービスなど、困った人を助けようと待っている人や機関はたくさんあるから気軽につかってほしい。
というのが、ちょっとでも生徒さんたちの記憶に残っているといいなー…と思います。