会社の目的

現在、これから起業する会社さんの「目的」(事業内容。飲食店経営とか不動産賃貸とか)を考え中です。
詳しくは来週の打ち合わせ次第ですが、事前に書いていただいたアンケートで挙げられた事業内容が多岐に渡っているので、相当詰めた話をすることになりそうです。

新しく会社を作るには、定款を作る必要があります。
定款というのは会社の決まりで、それはどういった名前の会社で、本店はどこにあって、どういう種類の役員がいて、その会社がどういう目的で活動していくのかなどが記載されています。

私、実は「今後こういう事業をやりたい!という話を聞くのが大好きです。特に、起業される方から。

組織再編(会社分割など)による設立だと既存の会社ありきで、弁護士の先生や会社の法務部さんがすでに定款案を作っていることも多いのですが、起業だと一から、場合によっては事業計画に踏み込んだ内容にもなるので、打ち合わせの比重が非常に高いのです。

そういう方向性での事業なら、これも会社の目的に盛り込んでみては。
この事業も入れてみては。
こういうことがしたいのなら、こういう書き方にしたほうがいいかもしれませんね。
など提案して、たまにものすごい可能性を掘り当てることがあるから、というのもあるかもしれません。

実際のところ、登記事項証明書(いわゆる「会社謄本」)に載っている会社の目的って、大多数の人にとって(許認可を取るとき以外は)あまり意識されないと思うし、勤務していたどの事務所も「依頼者の言う内容の体裁を整えるだけ」に留めていたのですが、自分が独立したからには
「会社の謄本を見返すたびに、初心を思い出す」
ような会社目的にしたいと思っています。

そういうわけで、今週末は関連業種ふくめて、最新ネタを頭に入れる作業をします。
打ち合わせするには、それなりに業界の知識を入れておかないと。
それでも、お客さんに教えていただく話が多いんだろうなぁ。